今何週目?がわかるWEEKNUM関数-GSS/Excel/関数

ExcelのWEEKNUM関数の使い方、使用例、メリット

Excelには、日付や時間を扱うための便利な関数がたくさん用意されています。その中でも、WEEKNUM関数は、特定の日付が一年の何週目にあたるかを求めることができます。この記事では、WEEKNUM関数の使い方、使用例、メリットについて詳しく解説します。

WEEKNUM関数の使い方

WEEKNUM関数は、特定の日付が一年の何週目にあたるかを求めることができます。WEEKNUM関数は、以下のように構文を記述します。

=WEEKNUM(serial_number,[return_type])


serial_number:日付または日時を表す値です。この値は、引用符で括らずに直接入力することも、別のセルに入力した値を参照することもできます。ただし、Excelで日付を扱う場合は、必ずシリアル値を指定する必要があります。

return_type:週番号の形式を指定する値です。省略した場合、return_typeの値は1として扱われます。return_typeに指定できる値と、それぞれの週番号の取得方法は以下の通りです。

0または省略:システム設定に従った形式で週番号を取得します。この場合、1月1日が含まれる週が一年の第1週になります。

1:1月1日から最初の週の木曜日までを、一年の第1週として扱います。これは、ISO 8601規格に基づく週番号です。

2:1月1日から最初の週の日曜日までを、一年の第1週として扱います。

11:1月1日から最初の週の水曜日までを、一年の第1週として扱います。これは、フランスの週番号方式です。

12:1月1日から最初の週の月曜日までを、一年の第1週として扱います。これは、ISO週番号方式の代替方式です。

なお、WEEKNUM関数は、シリアル値が入力されたセルの書式設定によって結果が変わることがあります。セルの書式設定で、「日付」または「時間」以外の書式が選択されている場合、WEEKNUM関数の結果はシステム設定に従った形式で表示されます。

WEEKNUM関数の使用例

以下に、WEEKNUM関数の使用例をいくつか示します。

例1

= WEEKNUM("2023/03/15")

この式を実行すると、指定された日付「2023/03/15」が2023年の何週目にあたるかを求めることができます。ここでは、結果として「12」という数値が返されます。

例2

日付が土曜日かどうかを判定する場合、以下のように戻り値のタイプに3を指定します。

= WEEKNUM("2023/03/15",2)


この式は、引数として「2」という数字を含んでいます。これは、週の開始日を表す数字で、2は月曜日を表します。この場合、WEEKNUM関数は「2023/03/15」が年の何週目にあたるかを求め、その週の開始日が月曜日であるとして計算します。結果として、この式の返す値は「11」となります。この場合、2023年の3月12日(月曜日)がその週の開始日になるため、その日が属する週は、年の11週目となります。

例3

= WEEKNUM(DATE(2023,3,15),21)


この式では、DATE関数を使って日付を指定しています。また、引数として「21」という数字を指定しています。この場合、WEEKNUM関数は「2023/03/15」が年の何週目にあたるかを求め、その週の開始日が第3週の木曜日であるとして計算します。結果として、この式の返す値は「3」となります。この場合、2023年の1月18日(木曜日)が第3週の木曜日であるため、その日が属する週は、年の3週目となります。

以上が、WEEKNUM関数の使用例です。WEEKNUM関数は、週番号を求める場合に便利な関数であり、週次レポートなどで頻繁に利用されます。週の開始日を設定することができるため、週の開始日に応じた週番号を求めることもできます。

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