MATCH関数の進化系XMATCH関数-GSS/Excel/関数
Excel XMATCH関数の使い方を徹底解説
XMATCH関数は、Excel 2019以降で使用可能な、より柔軟で高機能なMATCH関数のバージョンです。XMATCH関数は、検索する値が配列内でどこにあるかを検索し、その位置を返します。
XMATCH関数の使い方
MATCH関数との大きな違いは、配列内での検索方法を指定できることです。具体的には、以下の3つの検索方法を指定できます。
0(または省略):完全一致検索
1:最大値未満の範囲で最大値を検索
-1:最小値より大きい範囲で最小値を検索
以下は、XMATCH関数の基本的な使い方の例です。
=XMATCH("B", A1:A10, 0)
XMATCH関数は、より高機能なMATCH関数の代替として、Excelユーザーにとって便利な関数の一つです。XMATCH関数を使用することで、配列内での検索方法を柔軟に指定できるため、より高度なデータ分析に役立ちます。
XMATCHの使い方 例1:完全一致検索
A列にある果物名の中から、"apple"を検索し、その位置を返す式を作成します。
=XMATCH("apple", A:A, 0)
この式は、A列の中から"apple"を検索し、その位置を返します。最後の引数である0は、完全一致検索を指定しています。もし"apple"がA列内に存在しない場合、#N/Aエラーが表示されます。
XMATCHの使い方 例2:部分一致検索
A列にある果物名の中から、"grape"を含む果物の位置を検索する式を作成します。
=XMATCH("*grape*", A:A, 0)
この式は、A列の中から"grape"を含む果物を検索し、その位置を返します。最初の引数の"grape"は、ワイルドカード文字を使用して、"grape"を含む任意の文字列にマッチするよう指定しています。
XMATCHの使い方 例3:最大値未満の範囲で最大値を検索
A列にある果物名の中から、"banana"より小さい果物の中で最大の位置を検索する式を作成します。
=XMATCH("banana", A:A, 1)
この式は、A列の中から"banana"より小さい果物の中で最大の位置を検索し、その位置を返します。最後の引数である1は、最大値未満の範囲で最大値を検索することを指定しています。
以上が、XMATCH関数の基本的な使用例です。XMATCH関数は、より柔軟な検索方法を指定できるため、MATCH関数よりも高度なデータ分析に役立ちます。