任意の要素を選択するCHOOSE関数-GSS/Excel/関数

Excel CHOOSE関数の使い方を徹底解説

Excelの関数の中でも、CHOOSE関数は非常に便利な機能を持っています。CHOOSE関数は、指定したリストの中から任意の要素を選択することができます。例えば、リストの中から値を選択して計算したい場合や、リストの中から条件に応じて処理を行いたい場合に役立ちます。この記事では、ExcelのCHOOSE関数の使い方を詳しく解説します。

CHOOSE関数の使い方

CHOOSE関数の基本構文は以下の通りです。

=CHOOSE(index_num, value1, [value2], ...)

index_num: 必須引数で、リストの中から選択する要素の番号を指定します。1から始まり、value1を1番目、value2を2番目、というように順に番号が振られます。
value1, value2, ...: 必須引数で、選択する値のリストを指定します。最大で254個まで指定可能です。
例えば、以下のようなデータがあったとします。

A B C D
1 1月 2月 3月 4月
2 1000円 2000円 3000円 4000円
3 500円 600円 700円 800円


このデータの中から、2月の売上を取得したい場合は、以下のようなCHOOSE関数を使用します。

=CHOOSE(2,B2:E2)


この場合、index_numに2を指定しています。これは2番目の値、つまり2月の売上を取得するためです。value1にはB2、value2にはC2、value3にはD2、value4にはE2を指定しています。この結果、2月の売上である2000円が表示されます。

また、CHOOSE関数はIF関数と組み合わせることで、複雑な条件分岐も簡単に処理できます。例えば、以下のようなデータがあったとします。

A B
1 スコア 評価
2 90 良
3 70 可
4 50 不可

この場合、スコアが70以上の場合は「良」、50以上70未満の場合は「可」、50未満の場合は「不可」と評価したい場合は、以下のようなCHOOSE関数を使用します。

=CHOOSE(IF(A2>=70,1,IF(A2>=50,2,3)), "良", "可", "不可")


この場合、IF関数でスコアの条件分岐を行い、CHOOSE関数で条件分岐がされた結果に合致した「良」「可」「不可」いずれかが表示されます。

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