エラーを回避するIFERROR関数-GSS/Excel/関数

エラーを回避！IFERROR関数の使い方

Excelを使っていると、計算式や関数を入力する際にエラーが発生することがあります。これらのエラーは、データの不備や関数の不正な使い方などが原因で起こる場合があります。このようなエラーを回避するために、IFERROR関数を使うことができます。この記事では、IFERROR関数の使い方について詳しく解説します。

IFERROR関数の使い方

IFERROR関数は、式の評価中にエラーが発生した場合に、指定された値を返す関数です。IFERROR関数の構文は以下のようになります。

=IFERROR(value, value_if_error)

ここで、引数の説明をします。

value: 計算式や関数を指定します。エラーが発生する場合がある値を指定します。
value_if_error: エラーが発生した場合に返す値を指定します。
例えば、ある商品の売上と費用を用いて利益を計算する式があるとします。この式は、商品の売上がB1セルに、費用がC1セルに入力されている場合に使用されます。しかし、この式には0で除算することがあるため、エラーが発生する可能性があります。この場合、IFERROR関数を使って、エラーが発生した場合に0を返すようにできます。

=IFERROR(B1/C1, 0)

ここで、IFERROR関数のvalueにB1/C1を指定しています。この式によって、商品の売上を費用で割った値が返されます。もし、C1が0である場合には、エラーが発生します。しかし、IFERROR関数によって、0が返されるため、エラーが発生しても計算結果が崩れることはありません。

また、IFERROR関数は、別の関数の出力を置き換えるためにも使用できます。例えば、あるセルにVLOOKUP関数を使って他の表から値を検索する式があるとします。この場合、IFERROR関数を使って、検索結果が見つからない場合に「該当なし」という文字列を表示するようにすることができます。

以上のように、IFERROR関数は、エラーが発生した場合に対処するための便利な機能です。是非、この関数を使って、エラーを回避し、正確なデータ処理を行ってみてください。