文字列からと特定の値を抽出したいMID関数RIGHT関数LEFT関数-GSS/Excel/関数

MID関数とRIGHT関数とLEFT関数。どれもあるセルから値を抽出するのに使う関数です。早速使い方です。

使い方

MID関数

=MID(対象セル,抽出開始位置,抽出したい文字数)

具体的には

[A1]セルに「絵の具赤」と記載があった場合に「赤」を抽出したいとします。

=MID(A1,4,1)

このように入力します。

RIGHT関数

=RIGHT(対象セル,文字数)

対象セルの右側から文字列を抽出する関数です。

具体的には

[A1]セルに「絵の具赤」と記載があった場合に「赤」を抽出したいとします。

=RIGHT(A1,1)

上記の式で右から1文字だけ抽出するので「赤」だけが表示されます。

LEFT関数

RIGHT関数の逆で、左から指定した文字数を抽出する方法です。

=LEFT(対象セル,文字数)

[A1]セルに「絵の具赤」と記載があった場合に「絵の具」を抽出したいとします。

=LEFT(A1,3)

上記の式で左から3文字までを抽出します。

それぞれまとめるとこのようになります。

対象文字列関数文字数抽出開始位置抽出結果
絵の具赤MID14=MID(A1,4,1)
絵の具赤RIGHT1右から=RIGHT(A1,1)
絵の具赤LEFT3左から=LEFT(A1,3)絵の具

上記を踏まえて早速演習問題でさらに説明していきます。

電話番号の抽出と末尾の4桁を抽出とあります。

電話番号を表から抽出する方法は別の機会で説明します。今回はその中の末尾の4桁を抽出します。

正解例

[S15]=RIGHT(R15,4)

[S15]=MID(R15,9,4)

上記どちらのパターンでもOKです。今回もarrayformula関数を使ってさらに楽します。

[S15]=arrayformula(RIGHT(R15:R17,4))

上記の式で[S15:S17]まで同じ関数が適用されました。

[S15]に2222、[S16]に5555、[S17]に3333が入っていますね。

このように一部の文字列を抽出する関数は使い所がたくさんあるので、ぜひ積極的に使ってみてください。

おまけ

ちなみに桁合わせをするときにもRIGHT関数が使えます。

400004=arrayformula(RIGHT("0000"&A1:A5,5))
1600016
1100011
145601456
444504445

左の列が元々の値です。これらのセルが[A1:A5]の値とします。

中央の列が5桁に合わせた結果の値です。右の列は中央一番上のセルに入れた式です。

arrayformulaを入れないベースの式は下記の通りです。

=RIGHT("0000"&A1,5)

RIGHTの中に入れている「"0000"&」は、[A1]の値と結合させる指定をしています。

結合させた状態で、5桁を抽出することで、5桁合わせの文字列が表示されました。

他にもMID関数とfind関数の組み合わせで文字列の途中の文字だけ抽出したり、数字だけ抽出したりする方法があります。

それらは別の機会にご紹介します。

まとめ

  • MID関数・RIGHT関数・LEFT関数の使い所
    • 文字列から一意の文字列を抽出したいとき
  • 構文
    • =MID(対象セル,抽出開始位置,抽出したい文字数)
    • =RIGHT(対象セル,文字数)
    • =LEFT(対象セル,文字数)
  • 例文
    • =MID(A1,4,1)
    • =RIGHT(A1,1)
    • =LEFT(A1,3)


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